僕、先輩とキスがしたいです。

優斗side

【優斗side】

「で?結局キスはしなかった、と?」

「うん」

「トランプで仲良く遊びました。と?」

「だって泣いてる先輩可愛すぎて……っ、」

「バカップルか!」

先輩を‪”‬チワワを飼った‪”‬という嘘で釣って家に招いた翌日。

卵焼きを頬張る翔吾に僕は軽くパンチを食らっていた。

「それにしても世のカップルってすごいんだね……。キスなんてゼロ距離でしょ?マジですごいよ…」

世界が誕生してから一体この関門を今まで何人が乗り越えてきたのだろうか。

すごい。すごすぎる。

「俺はお前らの方がすげぇと思う」

「はぁーあ。どうしよう」

打つ手が無くなり項垂れる僕。

頑張ってみたギャップ作戦も不発だったし…。

いや……?

不発、、ではないのか?

だって先輩……

ーー…何……っ、ギャップ?無理…、かっこよすぎる(・・・・・・・)……っ、こんなの私…っ、耐えられない……っ

あぁ言ってた……。

一応かっこいい……とは、思って貰えた、のか?

てか先輩の涙!

どれだけお美しかったか……!!

全世界にお見せしたいくらいだった。
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