金髪くんの一途な愛
気まずいイタズラ?



「ん〜〜っ」


午後の授業が終わり、伸びをしていると


「日菜」

「ん?どしたのみくる」

「この後時間ある?」


トントンと私の肩を叩いたみくるが、申し訳なさそうに聞いてきた。


「あるけど…
今日も遊ぶ?」

「うん…あ、いや、2人じゃないんだけど」

「へ?」

「これ」


みくるがスマホの画面を見せてくる。

そこには英二さんからのメッセージが写ってた。


『授業終わったらどっか遊びに行かない?
侑真も連れてくから、日菜ちゃんも一緒に!』


「って言ってて」

「じゃあ4人で遊ぶってことか。
いいよ。行こっか」


佐々木くんも来るなら、私が断ったら気まずいかもだし…。


「でも、日菜大丈夫?
2日連続って、蓮司さん心配しない?」

「大丈夫大丈夫。
今日は家にいないはずだから」


今日は会社の人がこっちに来るから会うって言ってたし。

お母さんに伝えとけばなんとか誤魔化してくれると思うし。


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