美魔男の完璧な仕事に心が溺れる
翔はもう一度玄関ドアのインターホンを鳴らすと、沙羅の手を取りモニターの前まで歩いていく。そして、ドア前に映る画面を見て、チェックしてほしいところを沙羅に詳しく説明する。
「君の安全を守る事が俺の仕事だけど、でも、四六時中24時間べったりと居れるわけじゃない。
向こうのSPのように拳銃とか持ってないし、だから、何かあった時に沙羅自身も対処ができるようになってほしい。
俺がしっかりとサポートする。色々な意味で君を傷つけたくないんだ」
翔はまだ手を握ったままだという事に気付いた。
…ヤバイ、これ、離さなきゃダメなのか?
なんて事を思う俺は、本当にどうかしている。
でも、そんな気持ちなど全く見せずに、さりげなく握っている手をほどいた。
「あ、紅茶を淹れたんです。お茶でもどうですか?」
沙羅はにっこりと笑う。翔も釣られてにっこりと笑った。
「紅茶か…」
「もしかして、嫌い?」
翔はもう一度、肩をすくめながら笑った。