恐怖の開幕〜戦慄の肝試し〜

15. ある計画

ー翌日の夜ー

「あ、ミユ!遅いよー!」
「ごめんカイト!ちょっと道に迷っちゃって…」
「…そういえばモエリは?」
「あーモエリは「ここにいるよぉ!」げっ」

なんでいるの!?

「もぉぉ、ミユゆん置いていくなんてぇ酷いよぉ?あぁ!モエリぃ用事思い出しちゃったぁ!ちょっとぉ行ってくるねぇ。」

なんとも身勝手極まりない…。まぁいいか。

「…なあ、みんな聞いてくれ…。俺見ちゃったんだ。モエリが今日、俺たちを殺す計画を立ててたのをさ。」

え?モエリが…?

「…その時に、『モエリがケンさん達殺したの、バレちゃったかなぁ』って言ってたんだ。」
「嘘…」
「俺は、ケンさん達を殺したモエリを許さない。この肝試しで証拠があったら、写真を撮って、警察に行こうと思う。だから、みんな今夜生き延びてくれ。」

え…そんな、モエリがケンさん達を…?

だから、自慢げな顔をしていたのかな…?

だとしたらなおさら許せない。

「みんなで生き延びるぞー!」
「「「おー!」」」
「モエリがいないうちに、学校に入って証拠を集めるぞ!」
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