私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編

「そっか…………」

ちょうどその時、香音が動いた

これは起きるな………

「ごめん、和田
 ありがとう
 また連絡する」

「分かった
 一人で悩むなよー」

「おう」

そして電話を切った

隣を見るとやはり香音は起きていた

「香音おはよ
 大丈夫そう?」

「大丈夫
 雄斗こそ……電話大丈夫なの?」

「俺は大丈夫だよ
 大した用事じゃないから」

「それなら良いんだけど………ごめんね、寝ちゃって……」

「全然良いよ
 てか、少ししか寝てないじゃん
 まだ寝てもいいんだぞ?」

「もう大丈夫!
 もう元気だから!」

「なら良かった
 じゃあ……動くか?」

「うん!
 せっかくのデートだから楽しみたいもん!」

「そうだな
 じゃあ行くか!」

そして香音と手を繋いで再び歩き始めた


























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