今でもこんなに好きで悪かったな
発作
「おーい、カンコ?ほんとに大丈夫かよ?」
つい、ぼんやりとそんなことを考えていたら、目の前を日向の手がヒラヒラしている。
「ちょっと…視界を遮らないでよ」
「景色見てるように思えないけど?心ここにあらずって感じで」
「そんなことありません」
しかし、実を言うと、私の心は少しざわついている。
というのも、今日はあまり体調がよくないのだ。
学校側には伏せているが、私は以前から、原因不明の過呼吸を起こすことがある。
東京から地元に戻ってきたのも、前職がつらかったことに加えて、満員電車の中でパニック発作を起こしてしまったことが大きい。
最初に過呼吸を起こしたのは新卒の頃で、原因は恐らく職場のストレスだろう。
つい、ぼんやりとそんなことを考えていたら、目の前を日向の手がヒラヒラしている。
「ちょっと…視界を遮らないでよ」
「景色見てるように思えないけど?心ここにあらずって感じで」
「そんなことありません」
しかし、実を言うと、私の心は少しざわついている。
というのも、今日はあまり体調がよくないのだ。
学校側には伏せているが、私は以前から、原因不明の過呼吸を起こすことがある。
東京から地元に戻ってきたのも、前職がつらかったことに加えて、満員電車の中でパニック発作を起こしてしまったことが大きい。
最初に過呼吸を起こしたのは新卒の頃で、原因は恐らく職場のストレスだろう。