相思相愛・夫婦の日常~マオさん♡ヒメさん編~
そんなある日の休日。

「フフ…フフフ…」
姫華が、朝からニヤニヤしている。

「ん?ヒメさん、ニコニコですね!」
ソファに並んで座っていて、真皇が姫華の顔を覗き込み頬を軽くつねった。

「だってぇー、今日から三連休です!」

「そうですね!ヒメさん、有給がたまりにたまっていましたもんね!」

「でも、マオさん。
それだけではありません!」

「ん?あ、そうですね!」

「来月は、GWです!
私は今回、有給を使って9連休です!」

「はい!
幸せですね!そんな長い時間、ヒメさんと離れずにいれるのは!」

「はい!!」

「ヒメさん、どうしますか?
デート行きますか?
それとも、せっかくの休みなのでゆっくりしますか?」

「うーん…
とりあえず、マオさんにくっつきます!
マオさん、抱っこしてください!」
両手を広げ言うと、真皇も嬉しそうに広げた。

真皇の膝の上に跨がる。
そして、抱きついた。

真皇の首に顔を埋めて、すり寄せる。

「んー、幸せです…/////マオさん/////」
「フフ…俺も、幸せです!」
真皇も顔をすり寄せた。

しばらく抱き締め合って、姫華がポツリと言った。
「…………マオさん、大変です」
「ん?(笑)」

「眠くなってきました…」

「フフ…じゃあ、ベッドに行きましょう?
大丈夫です。俺も、一緒に横になりますからね!
このまま…抱っこしたまま、連れていきますよ?」

「ダメです。
眠ったら、もったいないですもん!」
バッと向き直り言う、姫華。

「フフ…でも、ほんと眠そうです」
頬に触れ、撫でる真皇。

「ベッドに寝たら…たぶん……爆睡します……」
「フフ…可愛い…」

「しかも、マオさんが横にいたら余計に…心地よすぎて……」
「じゃあ…起こしますから!」

「…………でもマオさん、優しいから…
叩き起こしてくれないですよね?」
「そう…ですね…(笑)」

「なので、寝ません!」
「フフ…はい!」

「でも……」
「ん?」

「もう少しだけ…このままでいいですか?」
窺うように言った姫華に、真皇は「もちろん!良いですよ!」と微笑んだ。

「フフ…やった!」
そう言って、抱きついた。
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