こんなLOVEありかも★

姉妹愛

遠矢のマンションの前に私は立つていた。



インターホンが中々押せない。



何やってんだろう私。



これじゃ駄目じゃん。



私は顔を上げインターホンに手をやる。



「お姉ちゃん? 」



この声は桃花?



私が振り向くと、買い物袋を下げた桃花がいた。



桃花は不思議そうな顔をした。



「お姉ちゃん何かあった?」


そう私は泣いていたから、桃花は驚いたのだろう。



桃花は怒るどころか優しい眼差しで私を見た。



「お姉ちゃん私に用事?」



私は涙が溢れ出て返事が出来ずただ、ごめんばかりを繰り返した。



その時玄関のドアが開いた。



『桃、あ! 』



遠矢が私を見た。



『何しに来た。帰れよ。桃早くこっちに来い。』



「でもお姉ちゃんが、」



『こんな奴ほっとけ!又桃が辛い思いするだけだろう。』



遠矢が桃を抱き寄せる。



「遠矢待って! 」



『いいから!こんな奴に関わるな。


俺はもう桃の泣き顔みたくねぇ。』








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