幼なじみが犬になったら、モテ期がきたので抵抗します!
「な、何なんだよこれ……!」
「え!?」
心の中で、綺麗っぽいエピローグを作り上げていたわたしは、ハッと我に返る。
「何か気持ちわりーことになってるぞ……」
幸太郎の身体、つまり本来のわたしの顔から腕から何から、見える場所すべてに、黒いドットが表れたのだ。
わたしは自分の身体(幸太郎の身体)を見てみるけれど、こちらは何ともない。
見ている間にも、ぽつぽつと五百円玉大くらいのドットがわたしの肌に生まれてくる。
「ま、まさか何か変な病気!?」
「と、とにかく、一旦龍のやつに止めてもらったほうがいいんじゃ……」
「そうだね、焔――――」
『娘よ、また会おうぞ』
龍の声が遠くで聞こえ、琥珀色の気流はわたし達を包み込んだ。
「えええー!?」
どうして、最後の最後までこう綺麗に決まらないの!?
「え!?」
心の中で、綺麗っぽいエピローグを作り上げていたわたしは、ハッと我に返る。
「何か気持ちわりーことになってるぞ……」
幸太郎の身体、つまり本来のわたしの顔から腕から何から、見える場所すべてに、黒いドットが表れたのだ。
わたしは自分の身体(幸太郎の身体)を見てみるけれど、こちらは何ともない。
見ている間にも、ぽつぽつと五百円玉大くらいのドットがわたしの肌に生まれてくる。
「ま、まさか何か変な病気!?」
「と、とにかく、一旦龍のやつに止めてもらったほうがいいんじゃ……」
「そうだね、焔――――」
『娘よ、また会おうぞ』
龍の声が遠くで聞こえ、琥珀色の気流はわたし達を包み込んだ。
「えええー!?」
どうして、最後の最後までこう綺麗に決まらないの!?