「みんなで幸せになると良いよ。」
結局、その夏は仕事に追われて行けなかった。

そして四季が巡り、ヒイラギと僕の距離は広がることも縮まることも知らず、相変わらずな日々が続いていた。

蝉と半袖と日焼けが夏だと知らせ

天気予報は今年もテープを再生し続けた。
< 202 / 266 >

この作品をシェア

pagetop