「みんなで幸せになると良いよ。」


ほんまに、ありがとう。

大好きや。




口で直接言いたかったんやけど、

駄目になってしまうから。

君を独占してしまいたくなるから。

野田さんのことなんて忘れて君を愛してしまうから。



時間だけは、君にあげたかった。

昨日の帰りの電車で「7時」って。

君の言う通りの時間に見つけて貰おうって。

要らんプレゼントやね、ごめん。



物語の幕切れは誰かの死が一番美しいと思うんよ。

君、ちゃんと泣いてよ。

じゃないとあたしが死ぬ意味ないやん。
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