守るから、
俺は美那かの帰り道を走った。

あっ、美那かだ。

「美那かー。待て。」

「あっ、翔先輩。どうかしましたか?」

「この前の返事訂正してもらいたい。」

美那かは少し驚いた顔をしていた。

「えっ?」

「俺にはお前が必要なんだ。お前が居ないと楽しくないしロミオとジュリエット読む理由なくなるじゃん。」

「私が大切な存在になってもいいんですか?」

「美那かじゃなきゃダメ。」


この日から俺には大切な守るヤツができた。
〝美那か大好きだ〟
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