なんでそんなに?思ってくれるの?

互いを知る SIDE樹

立花が退出すると、

「松崎さん、葵のこと好きでしょ?」

「南ちゃん、唐突だな」

「俺も思ったけど。松崎があんな目で女性見てるの初めて。なんか、ホント、可愛いって思ってる目」

「わかるー!晴も恋愛わかってるじゃん」

「そりゃ、南よりかはわかってるわ」

「それにさ、海斗との会話の時少し顔こわばってたし」

「え?!おれ?」

三浦と南ちゃんはウンウンと頷く。


「でも、アレで嫉妬してたら大変かも。だって葵、男友達のほうが女友達より多いもん」

「え?それは初耳。確かに口調変わってたし…本心も」
少し俺はその言葉を聞いてへこたれた。

「まあ、あの感じ海斗とはなさそうだけどね」

「いや、てかまだ俺は立花の事好きって言ってないよね?」

「あっ、そっか」
身を乗り出していた南ちゃんは、椅子にしっかり座った。

「で?好きなの?葵さんのこと」
三浦が詰めてきた。

「ん…、わかんない。でも、一緒に仕事やってて楽しいかな」

「「ほぉー!」」
南ちゃんと三浦が茶化すように反応してきた。

そしたら、立花が帰ってきて話が戻った。
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