小児科医が甘え下手な看護師に愛を教えました
「まぁ、一部始終見てた」

「じゃ、話が早い。見たまんまです」

「いやいや、そこじゃなくて腕を押さえるとか、声を出すとか、殴られに行くより他の方法があったんじゃないって」

「体がかってに動いたって言ったらそれまでなんですけど、私が自ら殴られに行って、それでみんなが冷静になって自らだから罪にもならないかなって」

「立花」

「はい?」

「もっともっと自分自身のことを大切にして。痛かったでしょ?絶対」

松崎さんは私の頬を少し撫でるように触った。

「痛かったけど、目の前で他の人が傷つくくらいなら私が傷つきに行きます」

「…わかった。じゃあ、約束しよう。俺がいたら絶対に自分を傷つける前に頼って」

「なんで?」

「俺は、立花が傷つくのをもう二度と見たくないから」
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