小児科医が甘え下手な看護師に愛を教えました
「もしもし?葵?」

「うん、聞きたいことがあったから電話したんだけど、今大丈夫?」

「うん、全然大丈夫!」

その声を聞いて私はペア看護師になるかどうか相談した。

「あー、ついに小児科にも来たか。その制度。色々そうするかも…みたいな話は知ってたけどね。

葵が選ばれたのか。優秀だもんね!」

「いや、優秀かどうかよりも多分年齢的にかな?って感じするけど」


「いやいや、葵の優秀さの噂は聞いてますよ?まぁ、年齢的なこともあると思うけど優秀な人じゃないと最初の導入は任せられないでしょ」

南は正直に褒めてくれるから大好き。
隠そうともせずに素直だから。

「え、素直に嬉しい。お医者さんがそう言ってくれるの」

「フフフ、本当のことだけどね。
で、本題に戻るけど松崎先生はいい人だよ。優しいし、そこは心配ないと思う」

「そっか、う〜ん。どうしようかな?」

「やってみたい気持ちがあるなら後悔しないようにやったほうが良いと思うけど…」


「うん、やりたい気持ちはある。うん。


よし、引き受ける」

そろそろ自分の中でステップアップをしなきゃと思っていた。こういう決断は勢いに任せたほうがいいこともある。

「おっ!頑張れ!わからないことがあったら何でも聞いて。私がわかるものであれば答えるから」

「ありがと、心強いよ」

「うん、あっ!」
南の電話から三浦先生が帰宅したような音がした。

「あ、相談乗ってもらってありがと。三浦先生帰ってきたみたいだから切るね?」

「うん、がんばれ!」

誰かに話すことで頭の中が整理された。

自分で決めならとことんやろう。

そう誓った。

そして、次の出勤日。
私はペア制度の参加を伝えた。










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