子兎さんは俺様総長のお気に入り


「相談する相手、理王さまがいるじゃない」





「理王に近づくなって書いてあるのに堂々と相談できないよ。」





「でも、このままだともっと状況が悪化するかもよ?
何か呼び出しでもあったら私も行くから絶対言ってね」





「ありがとう、でも大丈夫!
なんとかするから」





て、心配かけたくなくて言っちゃったけど誰がやったかわからないと何もできないんだよね。



と、とにかく!数学の教科書だけは絶対に見つけたい。



数学が一番苦手で、あれには理王がわかりやすく解説を書き込んでくれてあるもの。




いつも、理王の帰りを待っている時に頭を捻って考えてるとその日の夕飯後に必ず教えてくれる。





「まーた、数学で躓いてるんだ?」




「うう、ほんとに苦手で…」




「どれ見せて?

…これ応用問題だよ。この公式を当てはめると答え出るよ」





「え、ほんとだできてる!すごい!
わかんないやつまだあるから教えて」






「はいはい。ほんとにいい顔するよねお前」






いつの日かの理王との会話を思い出す。

やっぱりあの教科書だけは見つけたい。
新しいのではなくあの教科書がいい。

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