甘すぎる嘘でからかう御曹司様、私と結婚して下さいますか?
「ねぇ、美都ちゃん」

「何ですか?」

その瞬間、春矢さんが私にキスをした。


「もう、俺にはドキドキしない?顔も赤くならない?」


ドキドキするに決まってる。

顔だってきっと赤い。

でも、結婚して気づいた。

貴方が仕事で遅く帰ってくる日があっても、いつも私に甘い言葉をかけてくれる。

遅く帰ってくる日がどれだけ多くても、絶対に優しいままで。
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