猫は悪魔(占いおばちゃん鑑定シリーズ3)
「凶暴なひも猫」より、「優しいひも男」のほうが料理もできるし、
癒しの抱き枕になるのなら、まだ上等というものだろうか。

私は首をひねった。

「きゃはっ!!」
来栖さんが、突然肩を揺らした。

「猫ちゃんが、足をスリスリしてくるんですぅ・・!」

私がテーブル下をのぞき込むと、猫が来栖さんのスリッパの上に顎を乗せて、くつろいでいる。

「来栖さんのことが気に入ったのかな?
珍しいですねぇ・・」

彼女の足元で、猫は、四肢を投げ出し眠りに入っていた。

これなら、邪魔にはならないだろう。

「それでは、鑑定に入りましょう。
彼との関係でしたね」

「はい、お願いします」

来栖さんは一瞬、緊張した表情を見せた。

テーブルにクロスを広げ、カードをシャッフル(切り混ぜる)する。

「同じようにカードを混ぜてください。」
来栖さんは、慣れた様子でカードを混ぜた。


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