余命宣告された私が出会ったのは、キスで寿命を伸ばすことのできる人でした。
「だから萌はそんなこと気にせずに、自分の好きなことをすればいいの」


「……うん、わかった」


涙を目の奥に引っ込めて、萌は頷いたのだった。
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