余命宣告された私が出会ったのは、キスで寿命を伸ばすことのできる人でした。
「萌、大丈夫だから」


大樹より先に希に言われてハッとした。


今の命は希のものだと直感してしまったのだ。


「萌、明日大切なことがある。だからもう1日だけ、生きてくれ」
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