碧色日和
 ひとのいない森の奥でひっそりと暮らしていた彼は、たまたま迷い込んだ町娘と恋に落ちてやっと安らぎを得たのに口封じで家族が……というやつです。

 そしてその事件から何百年もたったせいで王家の歴史も隠ぺいされうやむやになり、現在では魔物を浄化するために聖女を召喚するという形にかわりました。

 妻を失った悲しみから負のオーラを出し、それが動物に影響して魔物が生まれる。
 けれどその魔王を作ったのは過去の国で、そして現在の国はそんなことも知らず自分たちの正義を疑わず民を守るために戦っている。

 その真実を知ったリッカは、魔王を眠らせ、彼の願いであった妻との場所を守るという約束を果たすべくお墓を守っていくことを決意。


 フランとともに浄化と偽ってお墓参りをしてエンディングです。


 一番若い騎士のアベルを生き残りに選んだのは、若い人が次の時代を作るから。
 また国側の騎士を味方として残したのも、過去の過ちは今の人たちには関係ないからです。

 先祖が犯した罪に、子孫が縛られ罰を受けるのは間違っておると思うからでした。


 という、私のエゴ満載で書き上げたこの連載。
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