唯一の血である私はご主人様から今日も愛を囁かれています
「戦闘服の話もそうだけど、俺はヴァンパイアの中では強いほうだし、今の時代、野良のヴァンパイアはそんなにいないぞ?」


「そんなことないわ。げんに危険だから、旦那様は私に護身用として銃を貸したとばかり……」


「一部では危険な区域もある。それに、野良ヴァンパイアが全くいないって言ったら嘘になる。けど、そこまで肩に力入れなくてもいいんじゃねぇの?って話」


「……」


雷雨様は甘すぎる。


西園寺家にはただでさえ人間の(ライバル)が多いのに、それでヴァンパイアに狙われてないですって?

そんな油断ばかりしてたら、いつか痛い目に遭うのは雷雨様自身なのに。


「常に気を張ってばっかいると、いざって時に戦えないぞ」


「それはそうかもしれないけど……。逆に雷雨様は肩の力が抜けすぎです」


「ハンバーグとチーズハンバーグお待たせしました〜!」


可愛いウェイトレスさんがテーブルにハンバーグを置く。ウェイトレスさんが着てる制服も可愛い……。
リボンがいっぱいついてて、フリフリだし。


「雷雨様。今の人、美人さんでしたね」


「あぁ。……あれか?」


雷雨様はさっそく食べながら、私の話を聞いていた。
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