クリスマスなんて大嫌い! ~黒鼻のトナカイ~



「美樹ちゃん、優ちゃん、近くに美味しいココアが飲める喫茶店があるんだけど、一緒に行かない?」


あれ?

あれれれ……?


私が誘う前に真人君が誘ってくれちゃった。



「うん。行く行く!」


私と美樹はすぐに返事した。

だって、チャンスが向こうから舞い降りてきたんだもん。




着ぐるみを片付けた翼君と私は、部屋の壁側にある小さなストーブで体を温めながら美樹たちが着替え終わるのを待った。



「くしゅん」

「大丈夫?」

「うん。大丈夫」


お風呂上りの後だったせいかな、ちょっと風邪ひいたっぽい。


けど嬉しいな……。

くしゃみ一つで優しい言葉をかけてくれるんだもん。





< 21 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop