にっき。
 次の日、私は土曜授業と署名のために学校に行った。

 私の学校の土曜授業は先生方や生徒の趣味など教科以外の内容を行う。

 そこから興味のある講座を自分で選んで受ける形なので、人によって登校時間は違った。

 ゆーちゃんは三時間目からの受講。

 私は二時間目が終わると、すぐにゆーちゃんの元を訪ねた。



「ゆーちゃん、昨日のことだけど」

「ああ、署名のことならしたければ行ってきていいよ」



 ゆーちゃんの声は何だか素っ気ない。

 違和感を覚えつつも私は署名と残りの授業を終え、下校することにした。
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