弁護士は相談料として愛を請求する
「大丈夫なの?鈴音先生」
「あ、美保先生」
「絶対吹田さん、鈴音先生に気があるでしょ」
「特に何か言われたりはしてないんですけど……断りたいんです」
考えすぎかと思ったけど、三度目の正直ってこともありうるような気がしてきた。
今日の吹田さんの目はいつもと違う。どうしよう。行きたくない。
仮病使う?社会人にあるまじきだよね。ああ。また頭を抱えた。
美保先生は頬杖をついて、そんな私を見ながら言った。
「ねえ、鈴音先生」
「はい?」
「この間来ていた弁護士先生、鈴音先生と幼馴染みなんでしょ?あだ名で呼んでたよね。鈴音先生があだ名で怒鳴ったりして、とても面白かった。普段の鈴音先生ってあんな感じなんだね」