ハイスペ彼氏は彼女にゾッコン




「そんなの!! 俺嬉し過ぎて死んじゃう!! 嬉しい!!!」


「あはは、語気が強いなぁ」


「今のままでも十分幸せだけど、これ以上にハムちゃんが頑張っちゃったら俺確実に召されるよぉ!」


「あはははっ」




ダメだ、可愛い。


かっこよさも頼もしさも優しさも可愛さも何もかも兼ね備えてる。


世界一の彼氏だと誇れるよ、ほんと。




「……あーもうハムちゃんってやばい。やばすぎてやばい」


「語彙力が無いよ」


「んふふ」




涙を拭いながら嬉しそうに笑う彰人がとてつもなく綺麗で。


この笑顔の為なら、なんだってできる気がした。




そして彰人は少し落ち着いた様子で、優しく私の頬を撫でる。





「ねぇハムちゃん…」


「うん?」


「俺達、一緒に住もっか」




……へ。




「もう1年経ったしさ、そろそろ落ち着いてきたしタイミングも良いと思うの」


「え、えぇ……っ」


「もっとハムちゃんと一緒にいる時間を増やしたいしさ。
ね? 一緒に住もうよ」




頬を撫でる彰人の手が優しい。


私はじわあっと目頭が熱くなるのを感じながら、こくりと頷いて彰人に抱き着いた。




「うんっ……! 一緒に住みたい!」


「…ひゃあっ……ハムちゃんっ……可愛過ぎるって…!!」




そして負けじと抱き締めてくる彰人に、私はまた笑った。




私と彰人なら、この先何があっても大丈夫。


健やかに、真面目に、一生懸命に、

お互いを思いやって幸せになろう。



いつも本当にありがとう、彰人。

これからもよろしくね!



‐end.‐



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