スカウトしたはずのイケメン御曹司からプロポーズされました
「貴博さん」
「ん?」
「私のこと、好きですか?」
「何を今更」
 鼻で笑って、ギュッと抱きしめる。
 大丈夫。もし彼が私を女として求めていなかったとしても、私を選んだことには変わりない。
 今はただ、この腕の中で眠りたい。
< 90 / 204 >

この作品をシェア

pagetop