花言葉〜青い春〜

苺ミルクと修羅場目撃



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本当は少し後悔している。いや、かなり。


桜は教室の一番後ろの席で、グラウンドを眺めながら小さくため息をついた。


グラウンドでは菫のクラスがスポーツテストをしていた。ボール投げや短距離走、握力や跳躍などを測るのだ。


菫ちゃん楽しそう……。


中学の時とは比べものにならないくらい友達に囲まれている。クラスで委員長って呼ばれるようになって、みんなの世話役をしているというのを、菫本人から聞いた。


彼女の性に合っているようで、クラスの子、特に女の子からは慕われている。


そりゃそうだよね。


ずっと自分の面倒を見てきてくれたのだ。困っていることを察したり、手を差し伸べて欲しいタイミングを勘付いりすることには、普通の人より長けている。
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