五月の呟き
やみんば

闇んばが窓を叩く

「それでいいのか?」
と僕に問う


僕は窓に鍵をかけた

「知らないよ」
と目を逸らす



こんな
ちっぽけな心を
そんな大きな闇で
攻めるのか?


僕を
飲み込んだのなら
腹でも
下してしまえばいい



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