俺だけの特権
【04.】俺だけの特権



「...............ん、んん?......ちーくん?」



風邪を引いて、
熱を出していた日の、翌朝。



普段はいるハズのない、
ちーくんの綺麗な顔が私の目の前にある。



私は、ちーくんの顔を見つめたまま。



(こっ、これはどういう状況!?)



そう思ってパニくっていると..................



「.....................ん。ねる、おはよ」



眠たそうな声のまま、私を呼んで。



そのまま、よしよしって、
動物を撫でるように頭を撫でてくるちーくん。



「〜〜っ、ちーくん!
そうじゃなくって、なんで私のベッドに!?」



ちーくんのその甘い手の温もりに。



照れて限界になった私は、
ど直球にそう尋ねると........................


< 19 / 24 >

この作品をシェア

pagetop