俺だけの特権
【04.】俺だけの特権
「...............ん、んん?......ちーくん?」
風邪を引いて、
熱を出していた日の、翌朝。
普段はいるハズのない、
ちーくんの綺麗な顔が私の目の前にある。
私は、ちーくんの顔を見つめたまま。
(こっ、これはどういう状況!?)
そう思ってパニくっていると..................
「.....................ん。ねる、おはよ」
眠たそうな声のまま、私を呼んで。
そのまま、よしよしって、
動物を撫でるように頭を撫でてくるちーくん。
「〜〜っ、ちーくん!
そうじゃなくって、なんで私のベッドに!?」
ちーくんのその甘い手の温もりに。
照れて限界になった私は、
ど直球にそう尋ねると........................