野いちご学園 逆ハーアイドル寮


右から総長のゴツゴツした指が伸びてきて


「風呂あがりだからって、前髪で顔を隠すな」


私の長すぎる前髪を耳にかけてくれてドキリ。



「モデルの俺も嫉妬しちゃうくらい綺麗な肌をしてる。姫ちゃんのほっぺ、触ってもいい?」


今度は反対からとばり君が手を伸ばし、私のほっぺを指の腹で撫で始めました。



ひょえぇぇぇ……



このだだっ広いリビング。

ソファ周辺だけに、甘ったるい空気が漂っているんですけど。




視界がクリアになり、余計にオドオドしてしまう私。

膝に手を乗せ、うつむくことしかできません。


< 170 / 290 >

この作品をシェア

pagetop