今日から私は何かに夢中!

時間が…………無い!

 3000文字くらいの小説を1ページ書き上げるのに、どのくらい時間がかかりますか?

 私は(推敲を含め)、ノリにノッているときは2時間くらいです。

 時間がかかる時は、8時間以上ウンウン悩みます(;^_^A

 1ページを30分くらいで書き上げる作家さんもいらっしゃるみたいですし、書くものによってもスピードって異なるわけで、きっと人それぞれなのでしょう。

 実は私も、1ページを何文字にするのか、新作を始める直前まで毎回、悩んでおります。

 もしかしたら各サイト様ならではの流行りみたいなのが、あるのかも知れませんね。

 私が読ませていただいた作品は、1ページ2000文字〜5000文字くらいのものが多かったです。

 でも1ページ500文字以内の小説が、週刊ランキング1位取るサイト様もあったりします。

 ルールなんて無いっ!
 て事なのでしょうね、きっと。

 文字数が少なければ、必然的にPV数がググッと上がりますしね??

 ちょっと試しに自分も、その方法を真似て書いてみた事もありました(笑)!

 だからといって、それが面白い作品になったわけではありませんでしたし、ポチポチとページをクリックしなきゃならないので、読むのがめっちゃ面倒になって、やめちゃいました。

 読む人によって、好きな文字数って違うと思うんです。

 あと、書く人にとっても、書きやすい文字数が全然、違う気がします。

 本当は、1ページを『30分アニメの一話くらい』をイメージして書くようにしたいのです、が。

 私は、1ページを2000文字前後にまとめるのがめっちゃ好きです(このエッセイがちょうどそのくらいで、エッセイに関しては1話を30分前後で書くことに決めてます)。

 この2000文字といのが、(最もノッている時に)毎日書ける最低文字数だという事に気づきました。

 あまり内容について悩んじゃうと勢いが止まってしまいますし、効率が悪くなってしまうのです。

 今回の長編『桃色のドラゴンと最強神~』の場合は、1話を2000文字にしちゃうと少し内容が物足りなく感じたので、2500文字から3500文字くらいに収めるようにして書いてます。

 もう二年ちかく、大長編を書いているのですけれど。

 実はまだ本当の意味で、書くことに慣れていない気がするんですよねー(涙)。

 作品を愛し過ぎちゃっているからでしょうか。
 それとも初めての大長編だからでしょうか。

 わけがわかりません。

 ノッている時って、あれ、一体何なんでしょうね。

 ブワァーーーーーーッ!!!

 って、話の内容が浮かんできちゃいます。

 おおおおおー!
 調子良く書けるぞっ?

 名作の香りがプンプンするぜ(?)!

 慌ててスマホにメモしたり、ノートに書き留めたりするわけです。

 寝る直前や夜中に、たくさんのネタが浮かびます。

 ガバッと布団から起き上がって、何でもかんでもウキウキしながらメモります。

 何日か後には実にきれいさっぱり、メモした内容を忘れちゃうんですけどね(笑)。

 書き損じの原稿などは、すぐに処分することに決めました。

 いつまでも取っておくと本物とごっちゃになって、頭の中が混乱してきちゃうからなのです(泣)。

 取っておいた没原稿(要らない内容)が本編に入り込み、読み返してヒヤッと青ざめたこともあります。

 かなりの辻褄合わせをする羽目に陥り、その時はまぁ…………てんやわんやでした(笑)。

 その失敗以降、要らないメモをなるべく、こまめに捨てるように心がけております。

 先を考えないまま無我夢中で書いている時って、超楽しいんですけどね。

 素敵なエピソードが際限なく浮かんで来るタイミングなどは、ワクワクしっぱなしです。

 でも。

 ピタッ!
 と、止まるときって無いですか?

 リアルが忙しい時とか。

 他に、夢中になっちゃっているモノがある時とか。

 作品以外の事を真剣に考えなきゃならない時とか。

 作品の内容から、離れざるを得ない時とか。

 あれ、めっちゃ怖いです。

 でも、リアルを生きている以上、そっちを疎かにするわけにはいかない。

 優先順位を常に、考え続けなければならないですよね(涙)。

 そーすると大長編書いている時なんかだと、めっちゃ深い内容のクライマックスシーンを書いているにも関わらず、大好きな小説の内容がいつの間にか、後回しになってしまうわけです。

 んで、いざ、机の前に座って続きを書こうとすると…………

「あれれー?私って、何をどうすれば、あの話の内容の続きに入り込めるんだったっけ?」

 ってなっちゃいます(私の場合はです!)。

 危険ゾーンに突入する第一歩です。

 作品の中に再び深く、入り込まなくてはならないわけですね。

 でもご安心ください。
『私、エタらないので(ドクター〇風)!』


 年を取ると、めっちゃ忘れっぽくなります。

 だから、読者になったつもりで何度も、今書いている自作小説を読み返します。

 現場百回(?!)!
 とにかくとにかく読み返すっ!

 すると、粗が目につきます。

「あ。ここ直さなきゃ!」

 とか。

「あれ?ここ、もしかしたら辻褄合わないんじゃない?」

 とか。

「ここの続きを書き足さなきゃならないし、途中からあのシーンも付け加えなきゃならないなぁ」

 とかなってしまうー(笑)。

 そんなこんなで、入り込んで続きを書くどころか、修正する方の人間に早変わりしてしまう。

 うーん…………やはり、大長編になればなるほど、こういう悩みが出てきてしまうのですね。

 いつしか私は「時間が無い!」って唸りっぱなし。

 いっそのこと、締め切りがあった方が楽なのかもしれませんね。

「あ。あと十日で締め切が来ちゃう! え? そっかぁ、時間がもう全然ないわけだし、もうここで…………折り返すしかない! もう、この書き方でいくしかない!」

 ってなりますし。

 折り合いを付けながら、慌てず騒がず夢中になりつつ、楽しみながら完成を目指します。

 結局のところ、この「終わらせることが出来るのか?!」というハラハラドキドキ感が、楽しいです。

 ストーリーも世界もキャラクターも、深く愛しているからこそ続けられるのだと思うのです。

 創作を再開してから2年半が経過し、今までよりも一層、作家さん達には尊敬の念を抱いております。


 いつも素敵な作品を届けて下さって、本当にありがとうございます!


 体調にだけは注意して、頑張って書き進めて下さいね。


 私ももっと、精進したいと思っております。
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