筒井くんと眠る夜 〜年下ワンコ系男子は御曹司への嫉妬を隠さない〜
「そんな風に思って欲しかったわけじゃないんだけどな」
「だって、うちで歩きながらピザにかじりついてた人と全然違うんだもん」
「今だって、本当は俺が小夜ちゃんに食べさせてあげたいって思ってるよ。隣に座ろうか?」
「何言ってるの……」
やっぱり筒井くんは筒井くんなんだ。少しだけホッとした。
「こういうのも素敵だけど、筒井くんと行ったラーメン屋さんも楽しかったから今日もそういう感じかなって思ってたの」
「そういえば焼肉に連れてくって約束してたね」
「うん。筒井くんおすすめの焼肉屋さん、行ってみたかったな」
「なんで過去形? 焼肉だってラーメンだって、これからいくらでも行けばいいじゃん」
彼は私を真っ直ぐみつめる。
「……うん、そうだね」
「ごちそうさまでした。デザートまで全部すごくおいしかった」
食事の会計は、筒井くんがなんの問題もなく支払ってくれた。
「じゃあ」
彼が私の手をとって、エレベーターに乗り込む。
今日はお泊まりって私からオーダーしているんだから当然の流れなのに、つないだ手から伝わりそうなくらい、心臓が落ち着かない音を立てる。
今日の筒井くんがいつもと違うから。いつもと違うのに、ときどきいつもの筒井くんになるから。
「だって、うちで歩きながらピザにかじりついてた人と全然違うんだもん」
「今だって、本当は俺が小夜ちゃんに食べさせてあげたいって思ってるよ。隣に座ろうか?」
「何言ってるの……」
やっぱり筒井くんは筒井くんなんだ。少しだけホッとした。
「こういうのも素敵だけど、筒井くんと行ったラーメン屋さんも楽しかったから今日もそういう感じかなって思ってたの」
「そういえば焼肉に連れてくって約束してたね」
「うん。筒井くんおすすめの焼肉屋さん、行ってみたかったな」
「なんで過去形? 焼肉だってラーメンだって、これからいくらでも行けばいいじゃん」
彼は私を真っ直ぐみつめる。
「……うん、そうだね」
「ごちそうさまでした。デザートまで全部すごくおいしかった」
食事の会計は、筒井くんがなんの問題もなく支払ってくれた。
「じゃあ」
彼が私の手をとって、エレベーターに乗り込む。
今日はお泊まりって私からオーダーしているんだから当然の流れなのに、つないだ手から伝わりそうなくらい、心臓が落ち着かない音を立てる。
今日の筒井くんがいつもと違うから。いつもと違うのに、ときどきいつもの筒井くんになるから。