希望の光~たとえあなたが消えても愛し続ける~
悲しい手紙
数日後、彼女から手紙が届いた。
性格を表すような、とても美しい文字で書かれたその文章に、俺は衝撃を受けた。


『流星君へ

流星君、本当にありがとう。

立派になった流星君、すごくカッコいいよ。
とても頼りがいのある素敵な男性に成長してて、私はすごく嬉しかった。
君には、私なんかよりずっとずっと良いお相手が見つかるって、心から思えた。

だけどね、あの人には私しかいないの。
とても冷たくされるけど、それでも、あの人は私を愛していると言ってくれる。
私がいなければ、あの人は生きていけないの。

つらくて、一瞬でも流星君を頼ってしまった私がバカだった。
迷惑をかけて、心配させてごめんなさい。
でも、あなたに抱かれて幸せだったよ。
それは本当。

あなたにはキラキラ輝く未来がある。
私には、それを奪う権利なんてない。

流星君、ありがとう。
ずっとずっとつらくて苦しんだ分、いっぱいいっぱい幸せになってね。
流星君が笑ってる顔、私、昔から大好きだったから』
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