俺に夢中になれよ~純情秘書は溺甘副社長の独占欲を拒めない
「あのさ・・・忙しさで忘れてたけど・・・和弥とスミスさんに告白されたよな、花純」
「そうでしたっけ・・・」
「俺も和弥みたいに、他の女性にも優しくしようかな・・・」
「それは・・・嫌・・・です」

柊弥さんの胸に顔を埋めると、優しく頭を撫でてくれた。
「嫉妬、してくれたんだ。俺は、いつもそんな気持ちだけどね」
柊弥さんを見つめると、優しく微笑んでいた。

「ねぇ花純・・・2人の子供だけど、いつ出来てもいい?」
「えっ?」
「まだ2人だけの生活を楽しみたいとも思うけど、今日の石川達見ててさ。早く花純との子供が欲しいとも思うんだ」

赤ちゃん・・・
子供が産まれたら、今と同じように柊弥さんは、私を愛してくれるのかな・・・
こうやって、優しく包み込んでくれるのかな・・・

「えっと・・・」
「不安か?俺が今みたいに、花純を愛さないんじゃないかって・・・」
私が目を見つめて頷くと、強く抱きしめられた。

「俺も不安だよ。花純の愛情が、俺から離れたらって」
「そ、そんなことは無いです!子供も大切ですが・・・柊弥さんを愛する気持ちは変わりません」
「だろ?俺もそうだ。花純を愛する気持ちは変わらないよ」

しばらく2人は見つめ合った後、舌を絡み合わせたキスから、お互いの愛の深さを相手に伝えるように求め合い、重なり合った。
柊弥さんに、どれだけ愛しているか・・・伝えたい・・・

「花純・・・顔、見せて・・・」
囁く声に、柊弥さんを見下ろすと、色気漂う目に吸い込まれるようにキスをした。

「花純を乱すつもりだったのに、この俺が乱されるなんて・・・」
手を伸ばし、指で唇をなぞり、抱きしめられた。

「柊弥さんには、いつも愛されてばかりだから・・・」
「ありがとう、嬉しいよ・・・幸せすぎる。でも、そろそろ俺が愛する時間だ」

体制が逆転すると、呼吸が荒くなるほど、激しく突き動かされる。
やっぱり最後は、私が乱されてしまう。

長い時間、愛し合った私達に、どうか可愛い赤ちゃんが授かりますように・・・
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