ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
「ねぇ、これ!」




そんな声が聞こえて振り向くと春美がテーブルの上を指差していた。

すぐにそちらへ向かう。

テーブルの上には第1の部屋と同じ大きさの紙が置かれていたのだ。

前の部屋と同じ場所にヒントがあるとは思っていなかったから、盲点だった。




「この絵、なんだ?」




文秋が横から紙を覗き込んで首をかしげている。

紙には長方形の箱が書かれていて、その下に(本、本、本)と乱雑に重なり合った漢字が書かれている。

漢字はすべて(本)だ。




「なにこれ。どういうこと?」




焦っているためか、ヒントを冷静に分析することができない。

四角い箱は4段の枠に分かれていて、上2段と下1段は黒く塗りつぶされている。

そして下から2番めの枠だけが真っ白だ。

まるで、最初はこの枠の中も真っ黒だったのに、空白になったような……。

そこまで考えてハッと息を飲んだ。
< 45 / 179 >

この作品をシェア

pagetop