あなたには言えない
次の日、私は心と屋上でお弁当を食べた。
心に、陸玖とのことを話そうと思って呼び出したのだ。

「心、実は今まで黙っていたことがあって・・・」
心は驚く様子もなく聞いてた。
「何?」

「実は陸玖とは一緒に暮らしている家族なんだ。」
心に、本当の親のこと、陸玖くんの親のことを話した。
「ああ、そういうことか。
陸玖くんと何かあるだろうな、
とは思っていたけど、さすがに家族とは思わなかったよ。」

「あと、もう一つ。
家族なんだけど、実はずっと陸玖のことが好きで、
昨日、陸玖の誕生日に、
両想いだってことがわかって、
付き合うことになったんだ。」

「そうなんだ!おめでとう。」
心は喜んでくれた。
「でも、1つお願いがあって・・・」
心は不思議そうな顔をしていた。

「実は、陸玖とのことは全て内緒にして欲しい。」
心にお願いをした。
心は、ホッとした表情をした。
「なんだ。そんなことか!OK。信じて」
心は快く承諾してくれた。
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