いちばん、欲しいもの



「んーもー!聖夜ってば!!」



扉を開けて強行突入した先..................



目が開いたまま、ベッドで仰向けに、
寝っ転がっている聖夜の姿があって。



「......、聖夜、いるじゃん」



思わずそう声を出すと、
聖夜と視線がバチッと合った。



「..............................、」

「..............................っ、」



うん。とりあえず沈黙。



勝手に入ったから、当たり前だけど。



この先を、
どうしようか?なんて考えていなくて。



カチカチと時計の針が響く中、
聖夜と見つめあっていると.....................


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