小さな命の物語
「え、あ、ありがとうございます」

 「ふふ、あ、君喘息持ってるの?」

「喘息....?」

喘息持ちじゃないのか?
でも喘鳴聞こえてたしな
知らないのかな?

 「んー、さっき見たいにいっぱい咳がでて、苦しくなっちゃうのって今回が初めてだった?」

「んーん、何回もなったことある...けど...」

何回もなったことはあるけど、いつもはすぐ治まるらしい

 「そのいっぱい咳が出て苦しくなるのを、喘息って言うまぁ、病気なんだ

でもね、その喘息の子は吸入って言うお薬を持ってるんだよ

多分君も喘息だと思うけど、
診察もなんもしてないから分からないけどね(笑)

僕、ここの近くの一条総合病院で働いてる医者なんだ
まぁ、医者って言っても研修医だけどね(笑)

だからさ、1回病院おいで?
診察とか検査しないとお薬は渡せない決まりだからね...

あっ、ごめんね?急にいっぱい話して」

「分かりました、時間がある時病院行きまね」

 「一応、僕小児科で研修医してるから君とまた会えるかもね」

それから30分ぐらい、お互いの話をしていた
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