君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
こんなに怒ってるお母さん初めて。





「………嫌です。わたしはこの学校にいたい。」




「いじめだやつとなんかと一緒に居なくていいわ。元の友達がいるところに戻りましょう?」





「や!!!!」「…………、頭を冷やせ。李梨。」




頭を冷やせ?



冷やすのはお母さん達でしょ?





「李梨ったら、洗脳でもされちゃったの?
……………とりあえず今月いっぱい休みなさい。外に出ることは許しません。」





「……………っ、つ」




頭に血が昇っているお母さんに何を言っても聞かないだろう。




じゃあ改めて聞こう。





「なんでわたしがいじめられてたの知ってるのよ………っ!」





「そんなの、あなたの日記読ませてもらったわ。」



私には毎日日記をつける習慣があった。



那月くんと話した日からつけていないけれど。





しまったっ…………!鍵つけるの忘れて、寝ちゃったんだっ……!!

   



日記には今日されたこととか、色々書いてある。。





「………っ、」





「さっ、校長にも話し終わったし、帰りましょう李梨。」






「…………」




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