君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
「応えたい」
「はぁ………、」





1人の廊下で大きいため息1つ。





野球部かな?、大きな声が外から聞こえてくる。。




吹奏楽部の陽気な音楽が放課後を飾る。



いいなぁ………ちゃんとした中学生生活。



私のこの生活って他の人とは違うだろうから。





私も部活に行って、友達と遊びにいったりしたかったな……、中学生だもん。





前々からなっていたことが無くなるように願ってボーッとしていた時だった。





「やべー!!鬼先に怒られるーー!!」




後ろから走ってくる音と、急ぐような声。





私は後ろを向いてとっさに避けようとしたが
そんな事も失敗。





ドンッ……!




「いっ………きゃっ……、、」「わーごめん………って地味子じゃん、せーぜー頑張れよー」




謝罪も十分にされないまま、クスクスと笑って走り去った、クラスの男の子。






思いっきりぶつかられたせいで尻餅を着いてしまった。






いたた………、あっ……!プリントっ……!





床には無惨に雑用の大量なプリントが散らばってしまっていた。




わ……大変だ……これ。





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