SENTIMENTALISM
カーテンの隙間から漏れる光が慧斗の頬を照らす。
泣きそうな目で微笑む慧斗の顔がまぶしい。
まっしろな世界で、ふたつの呼吸が重なりあう。
時計の針が、動いていた。
そう、とまらない。
とまらないのは不可抗力だけれど、神様のいたずらではないのかもしれない。
過去と未来が重なりあうのは今しかないからだ。
過去を許すことで今を愛して
未来を托すことであたしたちは今を生きている。