SENTIMENTALISM


そのあとの玲の無愛想ぶりに、最初は驚愕した。
人見知りで許されるレベルじゃない。

それが悪意からくるものじゃないと分かってからも

ここに通いはじめたばかりの頃は威圧感のある玲を恐れていたのも確かだった。

慧斗や梨紗や綾子さんみたいに、笑わしても優しくもしてくれない。

いつだって、ちょっと離れた場所にいて遠くからみていた。

ただ一つ、まるでお世話係みたいに何かとあたしに雑務を押し付けて

それだけが、あたしと玲の契れそうなくらいに細いコンタクトだった。


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