断罪された公爵令嬢は自分が聖女だと気づき、甘い溺愛の中でもう一度人生をやり直す
「リエナは沢山の人と交流をする努力をして素晴らしいな。心まで本当にこの国唯一の聖女だ」


この国唯一、なんて実際は違うのだけれど。


あの日の【女神】の言葉が頭をよぎる。


「あなたを聖女にしてあげる。けれど、聖女同士は力を使えないわ。覚えておいて」


なんて自分勝手な女神なの。

けれど、分かっている。

私が女神に優遇されるような優しくて可愛い性格ではないことなど。
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