断罪された公爵令嬢は自分が聖女だと気づき、甘い溺愛の中でもう一度人生をやり直す
「それで、エイリルは「聖女」の力をどこまで試したの?」

「・・・・リベスはやはり私が聖女だとお気づきなのですね」

「もうあれだけ助言したら、隠す意味もないからね。それで、何を試した?」

私は先程試したことをリベスに述べる。


「なるほどね。でも、なんかコップを水で満たすとか服にリボンを付けるとかって結構大したことない能力だね」


「・・・・どういうことでしょうか?」


「なんか聖女ってもっと凄いこと出来そうじゃない?雨を降らせられたなら、次は雪を降らせるとかを試す方が良さそう」

「しかし、もう雨を降らせることは出来なくて・・・・」

「・・・・なるほどね」

私の言葉でリベスが何かを考え込んでいる。
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