本当は誰よりも可愛い君。~君の全てを守りたいから
 次の日、クラスのみんなの私に対しての態度が変わっていた。

「おはよう、白雪さん。コンテストめちゃくちゃ綺麗で可愛かったよ」
「白雪、おはよ! 今度一緒に遊ぼ」

 いきなり話しかけられるようになって、そういうのに全く慣れていなくて、返事が出来ずにはにかんだ。

 窓辺りから視線を感じてその方向を見ると、花田さんが席に座ってこっちを見ていた。でも私と目が合うと、視線をそらしてきた。

「僕の隣にいる白雪 優乃さんを傷つける人がいたら、僕はその人を絶対に許しません!」って陽大くんがみんなに言ってくれた日から、悪口を言われることはなくなった。

 
 
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