つまらない日々に花が咲いた
加納先輩は私を家まで送ってくれた。
「ありがとうございました。」
私はお礼を言った。
「じゃあ、またね。」
加納先輩は帰って行った。

その夜から、私は加納先輩のことばかり考えるようになっていた。

そして、
加納先輩が話してくれるようになって嬉しかった。
加納先輩が私のこと思っていてくれたことが嬉しかった。
加納先輩が話してくれないのは寂しかった。
加納先輩と一緒にいたい。

このときようやく私は自分の気持ちに気づいた。

『私は加納先輩が好き』




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