女子高生キャバ嬢〜生徒会長は銀座のNo.1〜
「そっかそっか〜♪レナちゃんの若い頃に似てると思ったんだよネ☆裏口案内してあげる」
「あ、ありがとうございます」
緊張してどもってしまった…
ちなみにレナっていうのは母親の名前ね…ってアレ!?
「母のことご存知なんですか??」
コウさんの少し後ろをついていきながら、ふと気付いたことを口にした。
「あれっレナちゃんから聞いてない??俺の名前は桐原光[キリハラ ヒカル]、ROSEの店長やってます♪お店ではコウで通ってるから☆」
コウさんはちょっと振り返って答えてくれた。
この人が店長さん…ってことはお母さんの幼なじみ…
え!!
「じゃあ37歳…。どう見たって20代だよ…。詐欺だよ詐欺…」
「ははっそんなに若く見える??俺もまだまだいけるかなっ」
私の心の声は口から出ていたようだ。
「す、すみませんっ!つい…」
「いーよ、気にしてないから♪むしろうれしい(笑)気に入ったよ」
「あ、ありがとうございます」
終始どもりっぱなしの私。
とりあえず店長さん良い人そうで良かった。
ちょっと変…いや、個性的な方だけど…。