紫苑くんとヒミツの課外授業
それからあっという間に1週間が過ぎていき、1学期の期末テストの全日程が終了した。
『今まで咲来は、一生懸命頑張って来たんだから。きっと大丈夫だよ』
テストの前日、図書室での最後の授業で紫苑くんが私にそう言い、ポンと背中を押してくれた。
だから私は、苦手な数学も日本史も。その他の教科も落ち着いて取り組むことができた。
「水瀬咲来さん」
期末テスト明けの、最初の数学の時間。
今は先生からテストの答案用紙が返却されていて、名前を呼ばれた私はドキドキしながら教卓へと向かう。