大好きな君が勇気をくれたんだ
しっかりと答える理玖にも緊張の色が見えた。

「ああ、失礼ですが、あなた方が瀬理さんで間違いないですか?」

「はい、そうです」

「相原より案内をことづかっております。どうぞこちらです」

おしゃれなエレベーターを上って着いた先は応接室のような場所だった。

「ここでしばらくお待ちください」

示されたソファに2人で並んで相原さんを待つ。

「すみません、お待たせしました」
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